まん☆たつ
〜『まんがの達人』でまんがの達人になってみる。〜

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●第6号

 2週間のごぶさたでございました。みなさまいかがお過ごしでしょうか。
 今週は更新が遅れておりますね。
 いやさ、どういうわけだか、今号の入荷が遅れまして。いつもなら、水曜日に入荷→購入後、課題をクリア→更新、となるのですが、誰が悪いのか木曜日入荷になりまして。木曜・金曜と、わたくし夜勤でございますのよ。なのでちょっと時間が取れずに申し訳ない。

 さて、前回、応募券譲るよとあれこれ書きましたが。
 思った以上に希望者が多くて困惑しております。てゆうか創刊号だけで買うの止めた人間がなんて多いのか。それを抜きにしても、このコンテンツを楽しみにして下さってる方のコメントも多く、たいへん嬉しゅうございます。
 あと、ご指摘有りましたが、譲渡後の転売はご自由にどうぞ。譲った以上はあなたのものですので。

 ではでは。土・日じゅうには更新します。

 ‥‥とか言いながら、今日はもう9日水曜日。更新が滞りだしました、悪い傾向ですね。
 全てを無かったことにして、6号の内容へと参りましょう。

 付録です。
 今回は、練習用原稿用紙が2枚と、30センチ定規がついてました。

 『直線を描くために使う基本的な定規です。1ミリ間隔の目盛がついているのでサイズを計ることにも使います。直線を描くだけではなくパースをとる時にも使います。「まんがの達人」付属品の直線定規は30センチの長さなので、長い直線を描く場合にも使えます。まんがを描く上でちょうどよい長さの定規です』
 『付属品の直線定規の材質は透明なものなので、定規の下に置いた原稿用紙の絵を確認しながら直線が描けます。線を描く位置を間違えないで描くことができます』
 なんとも素敵な特徴を備えた付録ですね。
 ちょっと今回、いつものデジカメじゃなくて携帯電話のカメラ使ったのでちょっと雑な写真が続きますが。
 ともあれ、今回の定規。

 厚みはこんなもん。
 分かりますか?

 ※比較※

高校の卒業記念品に貰った、文鎮にも使えそうな40センチ定規とー、重ねて比べてみましたー。 

 逆に分かりにくいわ! というツッコミを待っています。
 角がまるっこいですね。わたくしの個人的な好みとしては、とんがってるのがいいんですけどね。簡単な90度作ったりするときに。
 そしてやっぱり、まん達オリジナルグッズですから、当然ロゴ入り。いいよネ、どんどんオリジナルグッズが揃っていくヨ。楽しいネ!

 たまには本音を言っても怒られないでしょうが。

 なんじゃ、この定規。仮にも製図用定規として使う必要があろうに、なんじゃこのショボさは。もうちょっとさ、格好のつくものが欲しかったよ。ペン先やホワイトは、これまでまともに使ったことがないからどういうのが製図(漫画)用か、というのはいまいち判断しかねていたが、これは確実に分かる、ファンシーショップで買ってくる女の子文具と同じレベルだ。

 ウウン、えぐぴょん、そんなコト、チットモ思ッテナイヨー。

 ひとつ提案するなら。
 テキストでは、定規をずっと裏返して使っている。紙と定規を密着させると、そこの隙間にインクが毛細管現象(で合ってるのか?)で入り込んでいく、それを防ぐために、定規を浮かせる形で使用しているのでしょう。ヒントの欄にも、そういうふうに使えと書いてあります。余談ですが、昔に漫画の描き方を熱心に勉強していたころ、知識としてこの定規の使い方は知っており、そして実践していた。実は今も職場などで、このやり方をしている。三つ子の魂百まで。
 それで思ったのは、じゃあ初めっから、裏返した状態の形をした定規にすればよかったじゃん、ってことだ。難しい話じゃなくて、ロゴを裏面に入れてればいいのに。そうしていたら、少しはオリジナルグッズとして通用したかもしれないのに。

 テキストの中では、まんがを描くための必須道具として、定規の解説をいろいろ書いています。その最後、『定規の種類』。雲形定規にパース定規、自在曲線定規など、いろいろ紹介されています。
 これ、この先の付録としてついてくるんでしょうか。だって雲形定規は、こないだの付録・まん達オリジナル定規の写真ですよ。なのでそれ以外の定規は、まん達に関係するものなのか違うのか。『必須道具』として紹介しているなら、ついてこなくちゃ嘘だよな。でもまん達ロゴが入っていない。鋭意制作中か、只の紹介で終わるのか。どっちでもいいけど。

 付録にずいぶん食い付いてしまいました。
 今号も素敵な付録がついてきたことですし、張り切って課題をクリアしちゃいましょう。

 『女の子の顔を描く』、前回の前髪ぱっつんの女の子を仕上げましょう。
 仕上げる気なし。パス。
 でもホワイトの解説で、ホワイトと水の混ぜ方を丁寧に解説している、ここは気になるので要チェックだね(笑)。

 『男の子の全身を描く』
 ハナから描いてないのでパス。

 そして新しい課題。

 『女の子の表情(笑い)を描く』

 その手はなんやーーー。

 小首かしげて、左手を口元に持ってきて微笑む、昭和の女学生的サンプル。

 表情だけなら、その手は要らん!!

 と、ここまで更新しましたが、まだ肝心の絵を描いてないので、続きはまた。

 

   → → → 時間の経過 → → →

 

 はい、お待たせしました。それでは笑っている表情の女の子をレッスンレッスン。

 
 アタリをつけるのはいつもの事ですね。縦一本線を2分の1にして、真ん中に顎がくるように。顔部分の下は首、その下の横線は肩で、両端にある○が腕の付け根ね。
 右側にある、小さな縦線は何かというと。
 これが口元に添えられた手だ。

 小首をかしげるので、顔部分を斜めに傾け、目鼻の十字アタリ線を描きましょう。その時、顔の縦ラインが、首の支点となる位置と重なるようにすればよし。

 

 ‥‥‥‥あれー?
 なんかズレてきた。
 でも直すのがめんどくさいので、このまま行く。
 十字アタリに、目鼻を描き込んで、体のライン、手の形など細かいのを書き足して行きましょう。

 そんなこんなで、下書きの完成。

 

 なんかこれ、見たことある!
 御茶漬海苔の漫画に、こんなキャラいる! 絶対いる!!
 惨劇館とか思い出した!! キャーーー!!

 
 犬木加奈子にもいたような気がしなくもない。
 ともあれ、小さい頃読んだトラウマ漫画に登場するよね、こんなキャラが。

 というわけで、怖い夢を見そうになったので描き方講習についてはここまでー。
 本心はヒミツ。

 ストーリーから会話へ、の項目へ移りまーす。

 効果的なまんがネーム(会話)の作り方、として、まんがのキャラが喋っていることを表現している、フキダシについて触れています。声に出して言わないセリフ(モノローグ)を表現している『あぶくフキダシ』、そのコマに描いてある情景をキャラクターに解説させることによって生じる『ネームの相乗効果』、主人公の存在や発言に注目させるための『大きいフキダシ』、あえて文章にせず、短い言葉だけでひとつのフキダシを占有させて印象づける『きっかけを作るネーム』、それまでの流れを大きく変える『意表をつくネーム』、直前のネームで流れを変えた理由を納得させる『安心感を与えるネーム』、と、6種類の解説がありました。

 ‥‥えーと。
 フキダシ技法の解説なんでしょうか、会話の作り方の解説なんでしょうか。
 ちょっと、どっちかにまとめてほしかったなあ。

 以上の解説をふまえて、では再びレッスン。
 これから@〜Bの、3つのまんがシーンが登場しますので、そこにネームを描いてみましょう。今回はあの、毎回いろいろとユカイな解答例がありません。残念だ。

@

女:『横井さんち、地デジにしたんだって』

男:『へー』

状況:夫婦の日常会話

A

ヘアバンド:『勝った方が焼きそばパンな』

茶髪:『俺、コーヒーブッセがいいっス』

状況:ヘアバンドの方が先輩(テニス部)

B

女:『あ、荷物届いた?』

男:『あんた違う、店長宛やで』

状況:職場の同僚、仕事中。

 テキストの絵を描き写す気力も無くなりました。前はきっちり、自分で描き直してたのにね。
 ともあれ、一コマだけで何をどう表現できるでもなく。寧ろここは、二人がどんな関係なのかをいろいろ考えてみるレッスンをしろってことですね。
 なのであんまり、奇をてらうこともせず、スタンダードな人間関係で作ってみました。
 一番下(B)は、画像をぼかしているので分かりにくいかもしれませんが、女の方が胸に名札付けてます。なので仕事中と見ました。

 ところで。
 わたくし、どれもコマの左側にいる人間に最初に喋らせています。
 日本の漫画ですし、フキダシの形からもこれらは縦書きで表記される=右側の人間が最初の発言者、と判断すべきでしょうが。

 コマのすぐ右横に描いてあるレッスンの解説が横書きなんですもの。
 どうしたって、横書きだと判断しちゃうでしょうよ。
 だから江口が、この会話順にしたのはしごく当然の反応ということで!

 はい、次。
 まんがフォーラム。
 キャラクターは履歴書だけでは動きません、衣食住を設定して、漫画では登場しない、日常生活をキャラクターに過ごさせてみましょう、と。どんな服を着ている? どこに住んでる? 何を食べている、などから始まって、キャラクターに深みを与えていきましょう、とな。
 でもって、あとは『インターネットはまんが制作に有効か?』というコラムですね。
 確かに、膨大な情報があふれるネットは便利。しかし著作権なんかもあるからね、気をつけようね、とかそんな話。
 ネットの普及でまず驚いたのは、トレスが瞬間ばれるようになったことですな。
 普及前に比べると、審査する目の多さが段違い、ってことですよ。

 で、ネットはまんが制作に有効か、という疑問ですが。

 少なくとも、『まん達ネット』、これは大いに有効であると言えるでしょう。

 なんかもう、すげえよあそこ。
 4号発売時に開設されたのが、この短期間ですごい賑わい。
 そして初期の頃は、皆テキストのレッスン画像をUPしていたのだが、もう今はそんなものは微塵もない。それぞれ、オリジナルキャラの発表の場となり、そして最近ではコマ割した漫画作品もUPされています。
 こんな場を提供しただけでも、まん達ネットは価値がある、と言わざるを得ないでしょう。
 えっとね、他の漫画通信講座でも、受講者専用投稿誌がある、あれのネット版ですね。

 しかし、そんなまん達ネットでも、「自筆の作品以外はUPしないで」と最近警告が発せられた。
 全体の年齢層の低さを考えると、ちょっとその辺の知識を知らない感はある。ネット黎明期を見ているようだ。

 そんな感じで今週は終わり。以上。

 追伸。
 創刊号は着実に増刷されています。こないだ、ようやく職場(本屋)での客注品が全部揃いました。

  

 →7

 

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