まん☆たつ
〜『まんがの達人』でまんがの達人になってみる。〜

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●第5号

 ようやっと、創刊号の増刷がぼちぼち出来てきているようですね。完売直後に注文されたお客さんの分が入荷しました。いやー。ヤフーオークションで創刊号が3000円の売値になってるときはビックリしたよ(しかも落札されてんの)。そんなに人気だったのか、この分冊百科。今号の表紙裏には、「バックナンバーも好評発売中!」と、ようやっと広告が載りました。そろそろ生産も落ち着いてきましたか。で、さっきのうちで注文してたお客さん、入荷連絡のために電話をしてもいつも出ません。熱が覚めたんでしょうか。買う気が失せたのは別にいいんですが、前金で貰ってんだから早く引き取りにきてほしいなあ。

 そんな大人気まんがの達人ですが。

 飽きました。

 なので予告通り、ぼちぼち止めます。そうね、おそらく世間の人も「せめてここまで」って思っているだろう、9号まででどうよ。
 密かに楽しみにされているかたもいらっしゃったようですが。ごめん。でも江口は元来、飽きっぽいのよ。実はこのサイト、9年近く続いてはいるが、まともに動いているコンテンツはかなり少ない。『おくさまへの道』とか、あったの知らないでしょう。

 で、せっかくなのでこれまで集めた応募券が不要になるので、欲しい人はご一報下さい、譲るよ。本気で。
 詳しくはおまけ話(6)にて。

 では本題に戻ります。

 今号の付録は、ホワイトペンと、グラデーショントーン。トーンの用紙サイズが、前回の点描よりひとまわり大きいです。道具箱の中に入りません。邪魔だなあ。あ、それを言ったらホワイトペンも収納スペースがないよ。どうしたもんか。
 ボール紙で梱包された中に、ぽつんとホワイトペン。「贅沢な包装だ」と夫が評しました。サービスなんでしょう。

 ところで江口、あほうな発言をしますが。
 漫画道具の『ホワイトペン』って、なんか特殊な道具かと思ってました。
 昔、漫画を描いていたときは修正ペンを使っていた。聞いた話では、プロの行うホワイト修正は、ポスターカラーの白色を、細筆を使って塗ったりする、そんな美術技法を用いる一段階上の技術なのだと。なので素人の江口は修正ペンで十分、場合によっては修正テープで。そんなことをやってました。だから『ホワイトペン』ってのは、白筆ペンかと思ってた。先端が筆になってるの。ほら、赤筆ペンってあるじゃん、書道の添削用の。あれの漫画家用。
 なんだ、修正ペンだったんだね。

 テキストはまず、そのホワイトペンの使い方から。
 持ち方から説明されてるよ、親切だね。
 「ホワイトペンは名前のとおりペンの形に似ているので、ペンを持つのと同じように持って使うことができます」と、実際にペンを持っている写真まで添えてある。優しいなあ。

 で、あとはグラデーショントーンの種類と効果なんかを説明。

 では絵の描き方へ移ります。
 今週は『女の子の顔を描く』と『男の子の全身を描く』でした。
 あ、そうか、こないだは逆だったからね。そうだよな、それぞれの性別でも描いてみないとね。
 まずは顔から。女の子の顔を描くポイントは、と。

 @女の子である
 A存在感のある温かみ

 え? Aって、男の子のポイントじゃ無かったんですか!?
 てゆうか何でもいいのかポイントって。

 ともかく、描いてみます。
 細かく、描く手順が描かれています。鼻に3手順、唇に2手順、セーラー服の白ラインに至っては13手順。

 好きに描かせろや。

年齢は16歳〜18歳、標準的な体型、セーラータイプの制服を着ています。
まず基本の、○を描いて十字線を入れて、各パーツのアタリを入れていきます。
ここで紹介している各パーツの比率は、あくまでも初心者用の基本的なものなので、色々と試して自分に合った比率を見つけて下さい、とな。
ようやく、待っていた小手先のテクニックの話になりました。
そうそう、こんなの欲しかったのよね。 

で、基本に忠実に描いてみたのがコレ。
前髪がぱっつんなのは、サンプルの通りです。決して工作バサミでテキトーに切ってたら失敗したんじゃありません。
なんか鼻の下が長いけど、気にしない方向で。

飽きたのでペン入れはしません。いや、次号が仕上げになるだろうから、その時にやるかも。あんまり期待はしないでね。

 関係ないんだけど、思い出したこと。

 今回の作業は、女の子の顔を描く。
 そう、我々まんが好き女子が、最も描き慣れている課題なんですね。
 我々は、女の子の顔ばかり描いていました。描いていたんですよ。

 それがコレ。
 
 この形が、わたくしの一番よく描いていた「女の子の顔」です。初期の頃から変わっていません。巧拙の差はあるかもしれませんが、基本はコレ。
 ポイントは(A)の、前髪。ワンレングスともまた違う、なんて言うか前髪。どんな構造になっているのか分からないけど、とにかく前髪。後頭部が角張っているのは、おまけ話(3)であった、里中満智子先生の指導を真似した結果です。
 あとは、ハイネックの服。何でか知らんが、ハイネックのワンピースをよく着せてました。たぶんニット地と思われるような。

 そしてもっと笑っちゃうことに、この絵が自画像だったんですね。
 全然こんな髪型じゃなかったし、こんな髪型であったことすら無いんですけどね。

 でもって、応用。ロングヘア。
 
 やっぱりポイントは前髪。
 この髪型を見ていると、『×−ペケ−』にいた、岸壁の母を思い出す。新井理恵が美容院でやられたけったいな髪型の母キャラ。
 こんなこと言われてもおおかたの人は困ってしまうだろうがね。

 次は男の子の全身。
 なんか見本の男の子が好きになれません。特に口元とか。
 なので気が乗らないのでパス。
 べ、べつに面倒くさいからなんかじゃないんだからね!

 はい。ストーリーの方へ移りますよ。
 今回は、テーマから設定を決めてみましょう。
 例えば、「夏休みに行った海水浴」の話が描きたいと思ってから、そこに登場するキャラクターを考えて、場所と時期を設定し、エピソードを作ってみましょう。「友達との海外旅行」の話が描きたいと思ったら、あとは同じように。

 それではレッスン。

step1:テーマは『ダイエット』
テーマは/どんなことを描きたいのか/年齢/職業/性格/家族構成/好きなこと(趣味) 

 えーと、じゃあね。
 芸能界デビューを狙う小デブ女たちの競争。18歳ぐらい。モデルの卵。勝ち気。流行を追っかけるのが大好き。 

step2:場所・時期
いつごろ?/どこで?/何を? 

 1ヶ月後のオーディションのために。口コミサイトで。謎のダイエットアイテムを入手する。 

step3:エピソード
エピソード1/エピソード2/エピソード3 

 (1)「聞くだけで痩せる」という噂のCD。α波が出てるらしい。
 (2)本当に痩せていく。どんどん痩せていく。
 (3)しまいには骨と皮だけになってしまう。

 ごめん。盗作。
 中学ぐらいの頃かな、『女性自身』かなんか、とにかく女性週刊誌に連載されてた漫画にこんなのがあった。当時はα波が流行っていて、いろんな付随効果のあるCDが売り出されていた(今のマイナスイオンみたいなもんか?)。で、作品中ではそのCDがすんごい効果があって、拒食症になっていたとかなんとか。昔すぎて詳しい部分は忘れたが。しかも脇役のエピソードだったし。あと、痩せるα波CDは、わたくしも聞いたことがあります。友人が持ってて、借りた。でも効果は無かった。

 ストーリーのレッスンが終わったので、次はまんがフォーラム。
 タイトルページについての解説と、プロデビューのための基礎知識、です。
 タイトルページについてはさておき、プロデビューのための基礎知識、こっちは。
 夢から現実に叩き落とされる感じがします。
 なんといいますか。面接のハウツー本みたいな。
 漫画を描くテクニックとは関係のない、プロデビューするための社会的手続きについての説明、こんなのは今はまだ聞きたくなかったなあ、と。
 あれかな、この時点でこれを書くということは、これから先、もっとシビアな現実について話し始めるんでしょうか。

 みはん。

 ではまた再来週に。
 再来週の4月2日は江口の誕生日ですのよ。

 

 余談。
 バインダーに整理するようになってから。
 まだ5回なのに、だいぶん溜まってきてます。よく見たら、バインダー仕切りのある章毎に、ページの通し番号が載ってんですね。だから、今号で言うなら、本文最初のホワイトペンのページ、これ17ページになってる。
 それで思ったんだが。
 じゃあ、絵の描き方一般講習、男の子の顔下書き→女の子の目下書き→男の子の顔仕上げ→女の子の目仕上げ、の順番でページを閉じさせるのは間違ってんじゃないのかなあ。

 

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