まん☆たつ
〜『まんがの達人』でまんがの達人になってみる。〜

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●第2号

 2ちゃんねるのまんがの達人スレ覗いていたら、こんな発言がありました。
 「隔週刊行で、全60号。コンプリートまで約2年半。それだけの期間、まんがの練習をしていたら、上達しないほうがおかしいだろう」
 それもそうだ。

 はーい。待ちに待った2号目の刊行ですよ。
 新しく始めたこのコンテンツ、"『まんがの達人』でまんがの達人になってみる。"は、名前を"まん☆たつ"に変えてみました。間に☆は必須。バナーのデザインはそのうち変える。でもめんどくさいのが半分。こうやって言い出すと、たぶん変えない。まあいいじゃん、今時バナーってのも無いだろうしな。

 ではお待ちかね。今号の付録を見てみます。パッケージは大きいよ、楽しみだね。
 関係ないですが、うちの職場(本屋)、ありがたいことに定期購読のお客様がいっぱいいらっしゃいます。水曜日は、週刊誌の発売が重なっており、取り置きカウンターには大量の本が。分厚いまんがの達人と、マイミュージックスタジオと、その他地球の鉱物コレクションやらフェラーリラジコンカーやらC62をつくるやらROBOZAKやら。その上今日は、ガッチャマンコレクション創刊だ。どうしてくれようかと思った。

 閑話休題。
 付録は‥‥わあい、お道具箱だあ。小学校の時、よく使ってたなあ。机の中に入れてね。中にはハサミやら定規やらいろいろと。

 

 蓋を開けてみます。

 

 デザインカッターと、替え刃、あとスクリーントーンが追加されました。1号の付録であるペンやインク瓶なども、綺麗に収まる構造です。

 

 仕切りに使われているのは、ペット素材というか何なのか知りませんが、クッキーの仕切りに使われているような、アレ。
 これからここが、どんどんいろんな道具で埋まっていくのかあ楽しみだなあ。わくわくわくー。

 付録に不備がないか確認したら、テキストに移りましょう。

 第1章。道具の説明。デザインカッターの使い方の説明です。てゆうか初めて見る道具です。へー。あと羽ぼうきについてもあります。動かし方まで丁寧に。まぁ親切。
 第2章。まんがフォーラム。コマについて解説です。新聞の挿絵、風刺画などに使われるひとコマまんが、起承転結の基本4コマまんが、コマの規制がないストーリーまんが、とあります。コマ、枠線、ふきだしと言った、基本用語の解説が載っています。これから後も、何度か出てくる単語だろうなので、しっかり覚えておきましょう。

 第3章。絵の描き方一般講習。
 今回は、男の子の顔を描きまーす。

 しかしさ、まあまだ2回目だから、これだけで判断するのも尚早だろうけど。
 もっと小手先のテクニックを教えてくれるもんと思ってた。
 正直、わしらまんが好き女子は、まず女の子の絵ばっかり描きます。右向きの上半身ね。そればっかり描くので、逆に男顔は描けません。なので記号でごまかします。マユゲを太く、まつげを少なく、首を太く、肩を広く、などなど。ちなみにわたくしの場合は、やけに目が角張った横長でした。
 そんな風な、男女の描き分け方に触れるのかと。
 描くポイントは『1・男の子である 2・存在感のある温かみ』、んなこと言われても。

まずは輪郭を取って。十字線を引きます。2分の1ずつ均等になるようにね。等間隔がバランスの良さに繋がりますよ。
真ん中線が、目と耳の位置。下から4分の1のところが口、左右4分の1ずつの線が目の中点と首すじ、というかんじですね。 
位置が決まったら、下書きに入ります。
目を描いて、鼻、口、輪郭、耳、最後に髪の毛の順番です。
髪の毛は、カツラをかぶせるがごとくに。頭の輪郭線よりも内側に入るとアンバランスです。輪郭の上にのっけるようにね。 

あとはあれをあーしてこーして、むにゃむにゃして出来上がり。
今回はペン入れだけです。トーン処理はしません。次号以降かしらん。
今回の評は、「竹ペンで描いたみたい」と頂きました。前回よりもいいのか悪いのか。

ちなみに、何となく右上がりなのは、江口の癖です。諦めてくれ。

 では次ー。女の子の目を描きましょう。ポイントは『1・女の子の目である 2・透明感と輝きがある』です。男子の目は濁ってるってことで。
 

楕円形を描いてー。
真ん中に瞳を描いてー。
まぶた描いてまつげ描いてー。
ペンを入れたら、できあがりー。

こうして並べてみたら、なんか絵描き歌みたいって思った。
まあそんだけ。 

 ところで今更ながら気が付いたんですが。
 つけペンの使い方、運筆についてはどこにも解説が無いですな。

 毎度毎度、わしの少女時代の描き方講座の話を持ってくるのも何ですが。
 ペンの説明と同時に、そのペンで描ける線(カブラペンは太く、丸ペンは細く、みたいな)の見本があり、そして我々には、「まず直線と曲線をひく練習から始めましょう」とあった。わたくしも、初めてペンを持ったとき(小学5年生の誕生日)は、その教えに従い、ひたすらくるくるくるくる、コイル模様を延々描いてました。強弱の付け方とかね。
 無いな。
 あれかな、例えば料理を習う人が、じゃがいもの皮むきは出来て当然、というのと同じなのかしらん。
 分かりにくい例えで申し訳ないが。

 今号の絵のレッスンはここまで。次はストーリーです。
 今回は、ジャンルについて考えましょう。
 恋愛系、ギャグ、学園もの、などいろいろあります。そしてそれによって、重視すべきポイントも違ってくるのですよ。例えば恋愛ものなら人間関係重視、ギャグなら個性的なキャラクターと作者のセンスに重きを置く、などなど。

 それをふまえて、レッツ・トレーニング。

 ステップ1。『浦島太郎』をギャグ&コメディージャンルにアレンジする。
 ではやってみましょう。

 Q1・太郎がカメを助けた理由は? ‥‥美亀だったから。
 (解答例:実は太郎は極悪人で、さんざん悪いことをしたが、たまたま占い師に「カメを助けるのが贖罪」と言われたのできまぐれ)

 Q2・太郎が竜宮城にいった理由は? ‥‥美亀は末娘。さらに上に12人の美姉亀がいるから。
 (解答例:カメを脅して無理矢理)

 Q3・乙姫様はどんな人? ‥‥美鶴。
 (解答例:しわくちゃのばあさん)

 Q4・竜宮城の意外なおもてなしとは? ‥‥鯛や平目の躍り食い。
 (解答例:スナック菓子とジュース。海産物は竜宮城にとって日常食だから)

 Q5・太郎が家に帰った理由は? ‥‥食べ尽くしたから(げひん)。
 (解答例:竜宮城のお宝を持ち逃げするため)

 Q6・玉手箱を開けたらなにが出てきた? ‥‥亀ゼリー(デザート)。
 (解答例:竜宮城でのおもてなし請求書。実は竜宮城は高級レストランでしたー)

 と、こんな感じです。
 あとは、『赤ずきんを学園ジャンルにアレンジ』『ウサギとカメをスポーツジャンルにアレンジ』『桃太郎をSFジャンルにアレンジ』と例題があります。いろいろやってみましょう。

 ではまた次号。

 

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