まん☆たつ おまけ話(4)

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 テキストとは関係ない話題があったら、ちょこちょこ書きまス。
 今回は何の話かというと。 

 たぶん日本人の大半は、漫画家になりたがったはずだ。

 という話で。

 いやね、わたくし、メールマガジンの『まぐまぐ』を利用して毎日メルマガ発行をしておりまして。
 ついでだからここで宣伝しておく。コレ(↓)ね。

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 そのまぐまぐの公式メルマガが、適度なバカバカしさでして、わたくしも気に入って時々読んでいるのです。その1つ。

 2月13日発行 子どもの作ったストーリーを本気で漫画化する

 漫画化した、まぐまぐの1スタッフでしかない彼女は間違いなく、学生時代にノート落書きではない漫画を描いている。
 そして今の彼女は漫画家ではない。
 たぶん同人活動もしていない。今は普通の会社員として毎日を過ごしているはずである。

 「漫画を描いたり読んだりするのは大好きだけど、それを職業にする気はない」
 こんな人間を数えてみれば、おそらく日本人口の半分を軽く越すに違いない。

 たとえば、コレ。

 

 コマ割もなされている、手描きの漫画ですね。
 これは何かというと、某大手出版社S社の、コミックス注文一覧表の中の1ページ。ちょいと強めのボカシを入れさせて頂きましたが。
 注文一覧表。何のことはない、本を注文するための用紙。それだけ。
 余白に、オススメ作品の案内やら広告やら、そんなものが載っています。
 通常、こうした告知欄は、ほとんど文字ばかりで、あとは作品のカットをコラージュで適当にあしらっているものが載せられています。
 なんでしょう、この気合いの入った漫画調。
 今回でこの(↑)欄は2回目で、少々パワーが落ちていましたが、第1回はそれはそれは気合いの入ったものでした。編集部の人間を全員キャラクター化して、小粋で愉快な漫画作品として載せておりました。
 おそらくこの担当者も、若い頃に漫画家を夢見ていた人種に違いありません。なんて言うか、描き慣れた感が段違い。
 何度かマンガを描き、漫画家になることを憧れ、しかし夢叶わず、それでも出版関係の職業から離れがたく、結果として出版社に勤め、そして大好きなマンガ誌の担当になった、そんな喜びが伝わってきます。

 ちなみに、この「出版社側の人間が、気合いを入れて漫画調の広告を載せたコミック注文用紙」は、過去には超大手K社でもありました。
 過去って言ってるから、今は無い。
 人生いろいろ。

 と、たった2例ですが、「かつて漫画家になることを夢見た、現在はごく普通の会社員」の存在を指摘してみました。
 
 そしてわたくしの経験から申しますに。
 過去にマンガを描いたことのある人間は皆、機会があればここぞとばかりに漫画調の何かを描きたがる。

 そして冷静になったときに悶える。

 あなたもわたしも。

 

まん☆たつ
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